2009年11月17日

「働きやすさ」と「働きがい」。

今週のプレジデントに、「『働きやすさ』と『働きがい』はどこがちがうのか」
という記事が出ていました。

どうもここ最近は、「働きやすさ」が重要視される傾向にあるみたいです。
しかも、若い世代のほうが「働きやすさ」を求めているとのこと。

率直な感想としては、ただ単に「寂しいな」と。

若いうちは、がむしゃらに頑張って頑張って、朝も昼も夜も仕事に打ち込んで、
泣いて、笑って、議論して、そして自己実現して、人から評価されて、自信をつけて、
そうやって仕事と向き合っていくものだと思っていました(笑)。

もうそんな時代ではないんですね。

でも、マズローの欲求段階説ではないけれど、「働きやすさ」の先ではなく、
「働きがい」の先にこそ、人間本来の欲求が満たされる瞬間があるのだと思います。

ですから「働きやすさ」も大切にしていこうとは思いますが、
それ以上に、「働きがい」のある、そんな会社にしていきたいと思います。
ただ「働きがい」というのは、与えられるものではなく、ともに作りだすものなので、
そのことをきちんと理解してくれている人をこれから採用していけたらいいな。

僕の会社は、まだまだ弱小、零細企業です。
でも社会をデザインしたり、人を育てたり、やりたいことはたくさんあります。
しんどいことも一緒に引き受けてくれる、そんな同志が現れることを願っています。

あなたのやりたいことはなんですか?

posted by ぜん at 17:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 大切にしたいこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月13日

教養。

以前、僕の勤めていた職場の理事長は、ケアに携わる人たちに必要なものとして、
「感性」「教養」「技術」の3つを挙げておられました。

その話を聞いた時は、その言葉のもつ意味についてまでは熟慮できなかったのですが、
35歳を迎えた今ごろになって、その言葉の意味が、すっと体に入ってきたように思います。

その「教養」について、ビジネス誌プレジデントのなかで、わかりやすく説明されてました。

以下、慶応大学国際経済学部教授の保坂俊司先生の言葉の引用です。

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いろんな書物を読んだり、見聞を広めたり行動することを通じて、
人はさまざまなものに価値を見出せるようになる。
放っておけばどんどん偏狭で自閉的な世界に入り込んでしまう人間の意識を、
広く外に向かって押し開く力を持つもの、それが教養なのである。
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福祉の現場で仕事をする人たちは、真面目な人が多いように思います。
だけど、さまざまな書物を読んだり、映画を観たり、お芝居を観に行ったりして、
教養を深めようとしている人は、どのくらいおられるのでしょうか?

僕は一経営者として、今後ケアビジネスに取り組む場合、
スタッフの人には、必ず月に1回は映画を観るように勧めたいと思います。
もちろん、その映画代は会社負担で。

これは福利厚生費ではなく、教育費としての位置づけです。
介護従事者にとって、技術(スキル)も必要ですが、それよりも以前に、
教養によって鍛えるられる人間性のほうが大切ですから。

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2009年09月09日

キャンセル料は無料。

当社のポリシーの一つとして『キャンセル料は無料』というのがあります。

一般的に旅行業やホテル・旅館業については、キャンセル料の規定があって、
2、3日前からはキャンセル料がかかりますよね。
格安航空券なんかについてはキャンセルできなかったり。

それらは、ひとつの社会の仕組みであって、仕方ないことというか、
あっても全然問題はなく、むしろあるべきだと僕も思っています。

ただうちの会社のように、実際にサービスを提供するだけの会社であれば、
(ホテルや運送機関などの関係機関を巻き込まないという意味です)
キャンセル料というのは、それぞれに決められることなので、
ここはあえて『キャンセル料は無料』でいこうと。

でもこれって短期的にみた場合、すごく営業的につらいんですよ。
たとえば、1泊2日(夜間対応なし)で利用予定だったとして、
それが前日にキャンセルになったりすると、
7万円ものお金が、収入として入らなくなりますから。

でもキャンセルされる方にも、それなりの理由があるんですよね。
体調が思わしくなかったり、入院されたり、身内にご不幸があったり。
それに、キャンセルしたくてするわけじゃなく、
「突然キャンセルして申し訳ない」という気持ちがひしひしと伝わってきますし。

「また次回ご利用いただけるのを楽しみにしていますね」
この言葉だけで、きっと利用者さんはまた使ってくださると思うし、
会社としてのイメージも良くなっていくのではないかと。

経営者として甘いのでしょうか?

でも、やはり僕は“お金”ではなく“気持ち”優先で仕事したいんですよ。
 
posted by ぜん at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 大切にしたいこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月25日

「ヒューマンヘリテージ」の意味。

会社の名前についてのお話です。

当社のチラシができあがってから、営業に回っているのですが、
営業に出る前には必ず、アポイントのための電話をします。

「もしもしヒューマンヘリテージ株式会社の山本と申しますが、(以下省略)」と。
すると電話に出られたほとんどの方が、「は? ヒューマン何ですか?」というような反応だったり、
またあからさまに「営業お断り!」みたいな感じになることもしばしば。
馴染みのない会社名であることの弱さを痛感しています。

この社名ともなっている「ヒューマンヘリテージ」、自分ではすごく気に入っているのですが、
第三者的には、難しかったり、覚えにくかったり、よく分からんかったりするようです。
また、仲良くなってくださった方は、「ヒューマンヘリテージ」ってどういう意味ですか?と
必ずと言っていいほど聞いてくださいます。
なので、今日は「ヒューマンヘリテージ」の意味について、少し語ってみたいと思います。

まずgoo辞書で牽引しますと、

ヒューマン [human] ⇒ 人の、人間的な
ヘリテージ [heritage] ⇒ 相続財産、遺産

という意味が出てきます。そう、皆さんもよくご存じのユネスコの世界遺産、
これはthe world's cultural and natural heritage といって、通称world heritage 
と言われているので、この時点で、「あ〜なるほど」と、思われる方もおられるでしょう。

human heritage はこの世界遺産にヒントを得ており、直訳すれば「人間遺産」となります。
ちなみに私が会社を構えるここ奈良は、世界遺産に登録されている場所が3ヶ所もある、
全国で唯一の県であり、heritageの名がふさわしいところでもあるのです。
(@法隆寺地域の仏教建造物、A古都奈良の文化財 B紀伊山地の霊場と参詣道)

また、heritageには、遺産という意味のほかに、
「宝物」「伝統」「語り継ぎたいもの」という意味もあるそうです。

つまり、世界遺産が、後世に語られる大切な文化・自然遺産であるように、
かけがえのない人間となる、そしてそんな人を大切にしていきたい、という意味を込めています。

何も有名になろうとか、売れてやろうとか、そんな気持ちはありませんし、
自分だけ幸せになろうとか、自分の好きなようにできる会社にしよう、なんてことも思ってません。

一人ひとりの人間、そしてその人の生き方や希望、未来を大切しながら、
自分を含めた社員(まだ僕しかいませんが…)、社員の家族、お客様、取引先、株主など、
そこに関わる人みんなが幸せになれるようにしていきたい、そんなふうなことを思っています。
いわゆる win-win の関係ですよね。

そして生まれくる次の世代に、きちんとした社会を遺していくということも大切だと思ってます。
人間が考え、動き、創っていくことができる期間なんてのは、たかだか知れてますもん。
だからこそサスティナブルな社会の実現のために、僕らに何ができるか考えなくてはいけませんね。

というわけで、この「ヒューマンヘリテージ human heritage」
今はまだ馴染みのない名前ではありますが、いつか「あ〜あの会社ね」言ってもらえるよう、
(何もソニーやトヨタようなメジャーな会社にしようとは思ってません…)
人の幸せ、社会の幸せに貢献できる会社にしていきたいと思っています。

応援よろしくお願いします。
posted by ぜん at 19:08| Comment(1) | TrackBack(0) | 大切にしたいこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月24日

ロゴに込めた思い。




ヒューマンヘリテージのロゴマークです。
どうです? いいでしょ?

デザイナーのTさんとあ〜でもない、こ〜でもないと言いながら、
頑張って完成させました。
ここで、ロゴに込めた思いを綴っておきたいと思います。

テーマは、「みんなちがって、みんないい」です。

このフレーズでピンときた方は、たぶん僕と会話が弾みますね(笑)
実はこれ、僕の好きな詩人、金子みすずさんの
「わたしと小鳥とすずと」という詩の中の一節なんです。

 
  すずと、小鳥と、それからわたし、
  みんなちがって、みんないい。


すずと、小鳥と、わたしがそれぞれにちがうように、
僕たち人間だってそれぞれにちがいます。
同じ人間なんて一人もいない。
そこに生きてる意味がある。

だからこそ誰かと比べたり、誰かの真似をする必要もない。
「○○さんもやってるし」なんてことが行動の根拠になってはならないんです。

ある人が言いました。
「あの人NHKのお金払ってへんから私も払わへん」

そうやって払わない人が増えていくと困った世の中になります。
誰かのせいにして、誰かと同じようにして、いつも誰かと比較して…。

僕はきちんと受信料払っていますよ。
NHKを観ることもあるし、払ってるからこそNHKに要望も出せます。
誰かが払っていないということは、僕の中ではさほど大きなことではなく、
自分が正しいと思うことをきちんとやれているか、そこが大切なんですね。

何より自分だけ良かったらそれでいい、という考え方が好きではないです。
タバコのポイ捨て、捨てられてタバコはどうなるの?

話がそれました。

このロゴ。
頭の大きさ、背の高さ、体の線の細さ、
すべてが少しずつちがうように作られています。
そしてヒューマンヘリテージの英字の頭をとってHH。

観てのとおり、手をつないでいます。
それぞれのちがいを認め合って、手をつなぐ。

みんなと同じじゃなくてもいいんだよ。
誰かと比較して、自分が劣ってるとか、負けてるとか、優れているとか、
そんなのはたいして重要じゃないんだよ。
大切なのは、どうあるべきかで、どう見られているかではないんだよ。

そんな思いを込めています。

そして3つの色。
緑は、奈良のテーマカラー。
青は、海や空の自然をイメージしたカラー
オレンジは、人間らしい色。(これは僕の思い込みですが…)

そして、4人の背の高さ。
それぞれちがいますが、一つ下がっては徐々に右肩あがりにしてあります。
下がってもあきらめずに上がっていく。
そんな成長性を感じられるように。

このロゴが何十年先、多くの人に愛着をもってもらえるよう、
多くの人に幸せや喜びをもたらすような会社にしていこうと思います。
posted by ぜん at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 大切にしたいこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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